ボードのソールケア完全ガイド|汚れ落とし&小キズ補修方法
1. スノーボードのソールとは?
スノーボードのソールとは、滑走面のことです。
ソールは雪と直接触れる部分であり、滑走性能を大きく左右する重要なパーツです。
適切なケアをしないと、滑りが悪くなったり、ボードの寿命が短くなったりする原因になります。
「最近滑りが悪い」
「汚れや小キズが目立つ」
そんなときは、ソールのメンテナンスが必要かもしれません。
この記事では、ソールの汚れを落とす方法や、小キズの補修方法について詳しく解説します!

2. ソールの汚れを落とす方法
2-1. ソールが汚れる原因
ソールは滑走中にさまざまな汚れを拾います。
特に以下のような状況では、汚れが蓄積しやすくなります。
- 融雪剤や油分の混ざった雪を滑る → 特にゲレンデの端や駐車場付近は、融雪剤が混ざっていることが多い。
- 春先のシャバ雪を滑る → 雪の水分が多く、汚れが付着しやすい。
- 人工雪のゲレンデで滑る → 人工雪には細かい塵や不純物が含まれることがある。
- ワックスの古い成分が酸化している → 適切なメンテナンスをしていないと、ソールが酸化し、汚れがこびりつく。
- グラトリやジブ遊びを多くする → レールやボックスは汚れがつきやすく、ソールに負担がかかる。
このような汚れを放置すると、ワックスの浸透が悪くなり、滑走性が低下してしまいます。
2-2. ソールの汚れを落とす手順
① ブラッシングで大まかな汚れを落とす
まずは、ナイロンブラシや真鍮ブラシを使い、ソールに付着した雪やホコリ、軽い汚れを落とします。
✅ 使用するもの:ナイロンブラシ、真鍮ブラシ
✅ ポイント:ブラシは滑走方向(テール側)に向かって動かす
② ソールクリーナーで油汚れを落とす
次に、専用のソールクリーナーを使って、油分や頑固な汚れを落とします。
✅ 使用するもの:ソールクリーナー、ペーパータオルor柔らかい布
✅ おすすめのソールクリーナー:
- TOKO エクスプレスクリーナー → 速乾性があり、手軽に使える。
- SWIX ベースクリーナー → 頑固な汚れや古いワックスをしっかり落とす。
- GALLIUM クリーナー → ワックスの油分を落とすのに最適。
✅ 手順:
- ソールにソールクリーナーをスプレーor少量垂らす。
- ペーパータオルや布で汚れを拭き取る。
- 乾燥させる(5分程度)
③ ホットワックスで「汚れ抜きワクシング」
ワックスにはソールの汚れを浮かせる作用があります。
そこで、ソールクリーナーの代わりに、汚れ抜きワクシングを行うこともできます。
✅ 使用するもの:ホットワックス(クリーニング用)、アイロン、スクレーパー、ブラシ
✅ 手順:
- クリーニング用ワックスをホットワクシングする。
- ワックスが冷えたらスクレーパーで削る。
- 仕上げにナイロンブラシでブラッシングする。
この方法は、より深い汚れを除去しつつ、ソールに優しいのでおすすめです!
3. 小キズの補修方法
3-1. ソールに小キズができる原因
ソールには、滑走中に以下のような要因で小キズが入ります。
- 小石や枝を踏む → 圧雪されていないコースや、端の方を滑ると危険。
- アイスバーンで激しくエッジを使う → 強いエッジ圧がかかると、ソールが削れやすくなる。
- 長期間メンテナンスをしていない → ソールが乾燥しやすくなり、傷が入りやすくなる。
- レールやボックスでの摩耗 → ジブ遊びをすると、ソールが傷つきやすくなる。
3-2. 傷を放置するとどうなる?
- 滑走性能の低下 → 傷が深いと滑走時の抵抗が増え、スムーズに滑れなくなる。
- 水分が浸透しやすくなる → 傷から水分が入り込み、ソールが劣化しやすくなる。
- 修理が難しくなる → 放置すると傷が広がり、リペア剤での修復が難しくなることも。
- ボードの寿命が短くなる → ダメージが蓄積すると、ボードの剛性が低下し、長持ちしにくくなる。
3-3. 傷の補修方法|リペア剤を使う
深い傷を修復する際には、P-TEX(リペア剤)を使用する方法が一般的です。
P-TEXは、ボードのソール専用の樹脂素材で、傷を埋めて滑走面を滑らかにすることができます。
✅ 必要な道具
- P-TEXキャンドル(黒・透明)
- ライターor専用ヒーター
- 金属スクレーパー
- ナイロンブラシ
🔧 補修手順
- ソールの汚れを落とす → クリーナーで汚れをしっかり拭き取り、乾燥させる。
- P-TEXを加熱する → ライターや専用ヒーターでP-TEXを溶かし、傷の部分に流し込む。
- 冷却&硬化させる → しっかり冷えて固まるまで数分待つ。
- スクレーパーで余分なP-TEXを削る → 金属スクレーパーで余分なリペア剤を削り、表面を整える。
- 仕上げにホットワックスをかける → ワックスを塗って滑走性を向上させる。
🔍 注意点
- 火を使うので換気をしながら作業を行う
- P-TEXの色はソールの色に合わせる(黒ソールなら黒、透明ならどちらでもOK)
- 深い傷や大きなダメージはプロに依頼するのがベスト
4. まとめ|ボードのソールケアを習慣に!
スノーボードのソールは、適切なケアを行うことで滑走性能を最大限に引き出し、ボードの寿命を延ばすことができます。
- 滑走後はソールをしっかり乾燥させる → 水分を放置すると錆や劣化の原因に。
- 定期的に汚れを落とす → ソールの汚れを落とすことでワックスの浸透が良くなり、滑走性が向上。
- 小キズは早めに補修する → 傷が深くなる前にP-TEXやワックスでケア。
- ワックスを定期的に塗る → ソールを保護し、滑走性を維持。
これらのメンテナンスを行うことで、スノーボードを長持ちさせ、快適に滑ることができます。
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